インスタンスにJupyter hubをセットアップしてみよう
Contents
はじめに
JupyterHubはJupyterのノートブックを共同で編集したり管理したりするためのインターフェースです(GitHubとGitの関係のようなものですね)。本記事ではHGAインスタンスにJupyterHubを導入する方法を紹介します。
リモートワークでの共同開発時への活用などで注目を集めるツールをぜひHGAインスタンスで体験してみてください!
アクセスサーバに接続
最初にアクセスサーバへの接続を行います。ターミナルから以下のコマンドを入力してください。
ssh -L 20122:[インスタンスIP]:22 user@[アクセスサーバIP] -p 30022 -i .\.ssh\ackey.txt

ローカルPCのlocalhostとインスタンスのJupyterHub server間を紐づけてログイン
インスタンスに入っているJupyterのJupyterHub ServerとローカルPCのlocalhostの紐づけを行った状態でインスタンスにログインします。インスタンスのNotebook ServerのPort番号は8000とします。以上を実行するコマンドは次のようになります。
ssh -L 8000:[インスタンスIP]:8000 user@localhost -p 20122 -i .\.ssh\mykey.txt

こうすることでローカルPCにおけるlocalhost:8000はインスタンス側の
JupyterHub Server を指すよう紐づけが行われます。
rootにログイン
ここからJupyterHub用のユーザを作っていますが、これは管理者権限でないとできないため、rootユーザに切り替えます。
sudo su -

JupyterHub用ユーザの作成
以下のadd_userコマンドでJupyterHub用にユーザを作成します。この際パスワードの設定も必要です。
また、氏名や電話番号の登録もできますが、必要ない場合はEnterキーを連打してスキップしてください。
adduser 任意のユーザ名


ユーザ情報(特にユーザ名やパスワードですね)に問題がなければ「y」を入力しEnterキーを押してください。

作成したユーザをjupyterhubグループに追加
gpasswdコマンドで作成したユーザをjupyterhub グループに追加してください。
jupyterhub --ip=*

JupyterHub用のノートブックの立ち上げ
以下の通りjupyterhubコマンドを実行しJupyterHub用のノートブックサーバを起動します。
jupyterhub --ip=*

JupyterHubへのログイン
ノートブックサーバが立ち上がったらローカルPCのブラウザからhttp://localhost:8000 にアクセスすると下図のようにJupyterHubの認証画面が表示されるので、作成したJupyterHub用アカウント情報でログインしてください。

無事に認証されてノートブック画面が表示されたらセットアップ完了です!

いかがでしたでしょうか。
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