CPUとGPUの違いを徹底解説!それぞれにおすすめの用途と組み合わせるメリット

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「GPUとCPUの違いがわからない」「どちらを重視すればよいのか判断できない」と悩む方も多いのではないでしょうか。

CPUとGPUは、パソコンの性能を左右する重要なコンポーネントであり、それぞれの得意な処理が異なります。

そこで本記事では、

  • CPUとGPUの違い
  • CPUとGPUのハイブリッドアプローチの可能性
  • 組み合わせがおすすめの用途

についてわかりやすく解説します。

CPUとGPUの役割が見えてくると、次に悩むのが「実際に、どのGPU環境をどう確保すればいいのか」という実装面です。そこで選択肢になるのが、必要なときだけ高性能GPUを呼び出して使えるGPUクラウドです。

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CPUとは?

CPUとは、コンピューター全体の処理を管理・実行する中枢となる装置で、「中央処理装置」と呼ばれます。パソコンやサーバーの中で重要な部品のひとつであり、プログラムの実行や計算処理、各パーツへの指示出しなど、あらゆる動作をコントロールする役割を担っています。

たとえば、ソフトを起動する、文字を入力する、データを保存するといった基本操作はすべてCPUが順番に処理。複雑な命令を正確に処理することが得意で、日常的な作業や業務アプリケーション、システム制御など幅広い用途に適しています。

GPUとは?

GPUとは、画像処理や並列計算を高速に行うために設計された演算装置で、「画像処理装置」と呼ばれます。もともとは3Dゲームや映像表示などのグラフィック処理を担当するために開発されました。

しかし、多数の計算を同時に処理できる特性を持つことから、現在では

  • AI
  • 機械学習
  • データ解析
  • 動画編集
  • シミュレーション

など幅広い分野で利用されています。CPUが順番に処理を行うのに対し、GPUは大量のコアを使って同時に計算を進めることができるため、大規模なデータを扱う処理に向いています。

以下の記事では、GPUの概要やメーカーについても詳しく説明していますので、あわせてご覧ください。

CPUとGPUの仕組みと基本的な違い

コンピュータの処理性能を語るうえで欠かせないCPUとGPUですが、それぞれの役割や特徴には違いがあります。

両者の基本的な違いを理解することで、パソコンやスマートフォン、ゲーム機など、さまざまなデバイスの仕組みや選び方がより分かりやすくなります。

ここでは、2つの違いを見ていきます。

  • CPUとGPUの主な役割の違い
  • コア数の違いについて

CPUとGPUの主な役割の違い

CPUとGPUはどちらもパソコンの処理を行うチップですが、その「役割」と「得意」とする「処理」には大きな違いがあります。

以下に内容をまとめました。

項目

CPU

GPU

主な役割

コンピュータ全体の制御・管理

・画像処理・並列計算

設計思想

複雑な処理を高速実行

単純な処理を大量並列実行

コア数

少数(2~32コア程度)

大量(数百~数千コア)

得意な処理

・シーケンシャル処理・複雑な分岐処理

・OS管理・アプリケーション実行

・並列処理・行列計算

・画像・映像処理・機械学習

処理速度

1つ1つの処理が高速

同時に多数の処理を実行

キャッシュメモリ

大容量(高速アクセス重視)

小容量(スループット重視)

消費電力

比較的低い

高い(高性能モデルの場合)

具体的な用途

・ウェブブラウジング・文書作成

・システム管理・一般的なアプリ実行

・ゲーム描画・動画編集・3DCG制作

・AI学習・推論・暗号通貨マイニング

コア数の違いについて

CPUとGPUの構造的な違いの一つに、「コア数」があります。「コア」とは、実際に計算処理を行う中心部分のことです。

CPUは、少数の高性能なコアで複雑な処理を一つずつ素早く実行することを得意としていますが、そのコア数は一般的に数個から数十個程度です。

GPUは、単純な演算処理を行うためのコアを「数千個」と非常に多く搭載している点が大きな特徴です。

この圧倒的な「コア数」により、GPUは画像処理のように大量のデータを同時に処理する「並列処理」に非常に優れています。同じ種類の「演算」を大量のデータに対して繰り返し行うような「処理」は、一つ一つのコアの性能はCPUほど高くなくても、コア数の多さで圧倒的な「処理」能力を発揮します。

このように、CPUとGPUでは設計思想が異なり、それぞれ得意な処理が異なるため、搭載されている「コア数」にも大きな違いが見られます。

CPUが重要となる用途

パソコンのあらゆる基本操作において、CPUの性能は非常に重要です。

ここでは、CPUの性能を発揮する以下の用途や用例をケースごとに紹介します。

  • 一般的な事務用途
  • 写真の編集やRAW現像
  • 軽めのゲームや簡単な画像編集

CPUの用途

01

一般的な事務用途

一般的な事務用途において、パソコンに求められるのは複数のアプリケーションを同時に動かす安定性と、個別の命令を素早く処理するレスポンスの良さです。文書作成や表計算、Webブラウジング、メールの送受信といった作業は、複雑な分岐処理を伴う逐次的なタスクが中心となるため、主にCPUがその役割を担います。

消費電力や発熱も低く抑えられるため、長時間のビジネス利用に適した静かで安定した環境を構築できます。

CPUの用途

02

写真の編集やRAW現像

写真の編集やRAW現像において、CPUは重要な役割を果たします。特にRAWデータの現像処理は、膨大な情報を計算して画像へと変換する複雑な工程を含むため、演算能力の高いCPUを搭載することで書き出し時間を短縮できます。

また、レタッチソフトで高解像度の画像を開いたり、多数のレイヤーを重ねてフィルター加工を施したりする際も、CPUのシングルスレッド性能の範囲内でフォローが可能です。

CPUの用途

03

軽めのゲームや簡単な画像編集

ライトな3Dゲームや低解像度の動画編集、日常的な写真加工などの用途であれば、最新のCPU内蔵GPUでも十分に対応可能です。

これらの作業は極端に高い並列演算性能を必要としないため、専用のグラフィックボードを搭載しなくても、CPU側の処理能力と内蔵グラフィックスの連携によってスムーズに動作します。

ブラウザ上で行うデザイン制作や、SNS向けの短い動画作成であれば、CPUによる処理でも負担にはなりません。

GPUが重要となる用途

GPUは、数千個もの膨大なコアを活用した並列処理を得意としており、大量のデータを同時に計算する必要がある用途で真価を発揮します。

ここでは、特に高い描画性能や計算能力が求められる具体的な活用シーンについて、それぞれの3つ分野での役割を詳しく解説します。

  • PCゲーム
  • AIの開発
  • 3DCAD

GPUの用途

01

PCゲーム

PCゲームにおいて、GPUは快適なプレイ環境を左右する最も重要なパーツです。現代のゲームは高精細な3Dグラフィックスを多用するため、キャラクターの動きや背景の描画をリアルタイムで行うには、膨大な並列演算処理が欠かせません。この役割を専門的に担うのがGPUであり、その性能が高いほど、高解像度かつ滑らかな映像でのゲーム体験が可能になります。

最新の大型タイトルや競技性の高いアクションゲームを本格的に楽しむためには、専用のビデオメモリを搭載した独立したグラフィックボードの導入が推奨されます。

GPUの用途

02

AIの開発

AI開発の分野において、GPUは学習フェーズの演算を劇的に高速化させる不可欠な存在です。ディープラーニングなどのAI学習では、膨大な数のパラメーターを用いた行列演算を繰り返す必要がありますが、この単純かつ膨大な計算処理はGPUが得意とする並列処理と非常に相性が良いという特徴があります。

数千個のコアを持つGPUを活用することで、CPUのみで実行した場合には数週間かかるような大規模な学習モデルの構築も、数日まで短縮することが可能になります。

GPUの用途

03

3DCAD

3DCADを用いた設計やモデリング業務において、GPUは図面を正確かつ滑らかに描写するために極めて重要な役割を果たします。CADソフトで扱うデータは複雑なワイヤーフレームやシェーディング、テクスチャ情報を含んでおり、これらをリアルタイムで画面上に再現するには膨大な並列演算処理が必要です。

プロフェッショナルな設計現場では、計算精度と安定性に特化した専用のグラフィックボードを搭載したワークステーションが一般的に利用されています。

高度なシミュレーションや解析を伴う設計作業には、ビデオメモリの容量が大きなモデルを選ぶことが推奨されます。

高解像度の動画書き出し、3DCGレンダリング、AI画像生成などはGPU性能が作業時間を大きく左右します。 「手元のPCだと遅い・高価なGPUを買うのは迷う」という場合は、必要なときだけ使えるクラウドGPUが有力な選択肢です。

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CPUとGPUのハイブリッドアプローチの可能性

現代のコンピューターシステムにおいて、CPUとGPUを適切に組み合わせるハイブリッドアプローチは、全体の処理効率を劇的に向上させる鍵となります。

ここでは、この両者の連携を最適化する具体的な技術や、組み合わせる際の注意点について詳しく解説します。

  • 組み合わせ方では性能が落ちる可能性も
  • 超高速計算機のGPGPU

組み合わせ方では性能が落ちる可能性も

CPUとGPUを組み合わせる際は、両者の性能バランスに注意が必要です。どちらか一方の性能が極端に低いと、そのパーツがボトルネックとなり、もう一方の優れた処理能力を十分に引き出せなくなるためです。

最新の高性能なGPUを導入しても、CPUの演算速度が追いつかなければ、画像処理のためのデータ転送が滞り、期待したフレームレートが得られないといった事態が起こります。

特定のパーツだけを突出させるのではなく、用途に合わせて全体の処理能力が均一になるよう構成を検討することが、安定したパフォーマンスを発揮させるための鍵となります。

超高速計算機のGPGPU

GPUの並列演算能力を、画像処理以外の汎用的な計算に活用する技術をGPGPUと呼びます。本来はリアルタイムのグラフィックス描画のために設計された多数のコアを、科学技術計算やシミュレーションに転用することで、従来のCPUのみの構成では不可能だった超高速な計算処理を実現します。

膨大な数の単純な演算を同時に実行できる特性は、スパコンの分野でも高く評価されており、現代の超高速計算機においてGPUは欠かせないコンポーネントとなりました。

気象予測や分子動態の解析、さらには大規模な統計処理など、膨大なデータセットを扱う学術・研究分野において、処理時間の劇的な短縮に寄与しています。

CPUとGPUの組み合わせがおすすめな用途

パソコンの性能を最大限に引き出すためには、実行するタスクに応じてCPUとGPUの役割を最適に分担させることが重要です。

ここでは、CPUとGPUのハイブリッドなパワーが必要とされる代表的な3つの用途について、それぞれの処理分担の仕組みを詳しく解説します。

  • 動画編集
  • AI機械学習
  • 3Dレンダリング

オススメ用途

01

動画編集

動画編集においてCPUとGPUの連携は、作業効率を左右する極めて重要な要素です。カット編集やプレビュー表示、エフェクトの適用といった一連の工程では、両者が役割を分担して処理を行います。

一般的に、タイムライン上の複雑な演算やプログラムの制御はCPUが担当し、高解像度な映像のデコードや色彩補正、フィルター処理などの重い描画負荷はGPUが並列処理で肩代わりします。

書き出し作業では、GPU加速を利用することで処理時間を劇的に短縮できます。高精細な素材を扱う場合は、高速なビデオメモリを備えた独立したグラフィックボードを組み合わせることで、ストレスのない編集環境が整います。

オススメ用途

02

AI機械学習

AI・機械学習では、モデルの学習や推論における膨大な行列演算をGPUが担い、データの前処理や学習全体の管理をCPUが担当します。

特にディープラーニングでは、数千のコアで並列計算を行うGPUの性能が学習時間を大きく左右します。

GPUの性能を最大限引き出せるCPUを確保しつつ、予算の大部分をGPU(特にVRAM容量)に投資するのが理想的です。

本格的なAI開発には高性能なGPUが必須ですが、初期費用を抑えたい場合はクラウドGPUの活用も有効な選択肢となります。

オススメ用途

03

3Dレンダリング

3Dレンダリングは、数値データとして保持されている3次元モデルを、光の反射や質感などを計算して2次元の画像や映像へと描き出す負荷の高い作業です。この工程では膨大な数のピクセルに対して複雑な光学的計算を同時に行う必要があるため、並列処理を得意とするGPUの性能が完成までの時間に直結します。

特に高精細なCG制作や建築ビジュアライゼーションの現場では、GPUレンダリングを活用することで、CPUのみで行う場合と比較して数倍から数十倍の高速化が可能です。

CPUとGPUを選ぶ際に注意するポイント

CPUとGPUを選ぶ際は、まず両者の性能バランスを考慮することが重要です。

高性能なGPUに対してCPUの処理能力が低すぎると、CPUがボトルネックとなりGPUの性能を十分に引き出せません。逆に、事務作業中心の用途でオーバースペックなGPUを搭載すると、消費電力やコストが無駄になります。

ここでは、具体的な選定時の注意点について解説します。

POINT

01

マザーボードに対応しているのか

CPUとマザーボードは、CPUソケットと呼ばれる規格で接続されるため、両者の形状が一致している必要があります。

また、同じメーカーのCPUでも世代によってソケットが変わるため、購入前にマザーボードの製品仕様書で対応CPUリストを必ず確認します。

一方、GPUを搭載したグラフィックボードはPCIExpressx16という共通の拡張スロットに接続しますが、ボードの長さや厚みがPCケースやマザーボード上の他の部品と干渉しないか、物理的なスペースの確認が重要です。

POINT

02

モニターに接続するための接続端子は合っているか

購入したGPUやCPU内蔵GPUを活かすには、モニターとの接続端子が適合しているかを確認する必要があります。

現在主流の接続端子はHDMIとDisplayPortの2種類です。

使用したいモニターが持つ入力端子と、グラフィックボードの出力端子の種類と数を事前に確認しておきましょう。

端子の形状が異なっていても変換アダプタで対応できる場合がありますが、規格のバージョンによっては出力できる解像度やリフレッシュレートが制限されることがあるため注意が必要です。

POINT

03

処理能力のバランスは均等か

PC全体のパフォーマンスは、CPUとGPUの性能が釣り合っていることで最大限に引き出されます。

どちらか一方の性能が極端に低いと、その部分が処理の「ボトルネック」となり、もう一方の高性能なパーツが能力を発揮できなくなるのです。

例えば、最新の高性能なグラフィックボードを搭載しても、CPU의処理能力が不足していると、GPUに送られるデータが滞り、結果としてゲームのフレームレートが伸び悩むといった現象が起きます。

自分の用途に合わせて、CPUとGPUのどちらに比重を置くかを考え、両者の性能が極端に乖離しないような構成を選ぶ必要があります。

GPUの選び方に関して、詳しく知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。

CPUに高性能GPUを組み合わせるなら「GPUSOROBAN」

CPUとGPUの違いやそれぞれの役割、選び方について理解できたでしょうか?用途に合わせて最適なプロセッサを選ぶことで、業務効率やパフォーマンスを大きく向上させることが可能です。

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HIGHRESO|テックブログ編集部
HIGHRESO|テックブログ編集部
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