【2025年最新】目的別おすすめGPUランキング。初心者にもわかるコスパ重視の選び方

「最新のGPUを買いたいけれど、種類が多すぎてどれを選べばよいのかわからない」「価格や性能のバランスをどう見れば損をしないのか不安」と感じている方は少なくありません。
とくに近年はAIや動画編集、3Dゲームなど用途が広がっており、選び方を誤るとコストを無駄にしてしまうリスクもあります。
そこで本記事では、2025年最新のGPUについて、初心者でも理解しやすいように目的別に整理し、性能や価格のバランスを重視したおすすめランキング紹介します。購入で失敗しないための選び方のコツもあわせて解説するので、これからGPUを検討する方は最後までご覧ください。
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目次[非表示]
- 1.GPUを選ぶ前に押さえたい基本の5ポイント
- 1.1.解像度とVRAM容量を確認する
- 1.2.性能と価格のバランスを考える
- 1.3.レイトレーシングやAI機能をチェック
- 1.4.信頼できるメーカーとサポートを選ぶ
- 1.5.将来性と消費電力を考える
- 2.用途別|GPUの選び方
- 2.1.①ゲーム向け|解像度とフレームレートを最優先
- 2.2.②動画編集・3DCG制作向け|VRAMとソフト最適化を重視
- 2.3.③AI・機械学習向け|演算性能と大容量VRAMが必須
- 2.4.④日常利用・ビジネス向け|低消費電力とコスパ優先
- 3.コスパ重視|2025年最新おすすめのGPU12選
- 3.1.RTX 5070
- 3.2.RTX 5060
- 3.3.RTX 4060 Ti 16GB
- 3.4.RTX 4070
- 3.5.RTX 4070 Ti SUPER
- 3.6.RTX 4080
- 3.7.RTX 4090
- 3.8.RTX 3050
- 3.9.Arc B580
- 3.10.RX 7800 XT
- 3.11.RX 6400
- 3.12.Arc A580
- 4.おすすめGPUの購入で失敗しないポイント
- 5.おすすめのGPUを選ぶなら「HIGHRESO」
GPUを選ぶ前に押さえたい基本の5ポイント
GPU選びで失敗しないために、まずは基本の5ポイントを確認しましょう。
- 解像度とVRAM容量を見極める
- 性能と価格のバランスを確認する
- レイトレーシングやAI機能の有無をチェック
- 製品の信頼性とサポートを重視する
- 将来性と消費電力を考慮する
POINT | 01 |
解像度とVRAM容量を確認する
GPUを選ぶ際にまず注目すべきは、使うモニターの解像度と、それに見合うVRAM容量です。
VRAMとは、映像データを一時的に保管する専用メモリで、容量が不足すると高解像度でのゲームや映像処理がスムーズに動かなくなります。目安として、
フルHD(1920×1080):8GB
WQHD(2560×1440):12GB
4K(3840×2160):16GB以上
が理想です。遊びたいゲームや使うアプリの必要条件を確認し、自分のモニター解像度に合ったVRAMを持つGPUを選ぶことが快適さにつながります。
POINT | 02 |
性能と価格のバランスを考える
GPUは性能と価格が密接に関わっており、予算の範囲で最大限の性能を引き出せる製品を探すことが重要です。必要以上に高性能なモデルを選ぶと費用対効果が悪くなるため注意が必要です。
3DMarkなどのベンチマークを参考にモデルごとの性能差を確認し、最新の中級モデルが旧世代の上位機種並みの実力を持つ場合も考慮しましょう。
少し古い型落ちモデルも選択肢に入れ、性能と価格の釣り合いを見ながら選ぶことでコストを無駄にしません。
POINT | 03 |
レイトレーシングやAI機能をチェック
最新GPUにはゲーム体験を大きく高める機能が備わっています。光の反射や影をリアルに再現する「レイトレーシング」や、AIを活用してフレームレートを向上させるNVIDIAの「DLSS」、AMDの「FSR」などが代表的です。
これらの機能に対応したGPUは臨場感ある映像を楽しめますが、その分価格は高めに。自分が遊びたいゲームがこれらの技術に対応しているか、そしてどの程度重視するかを事前に整理しておくことが大切です。
POINT | 04 |
信頼できるメーカーとサポートを選ぶ
同じGPUチップでも、製造するメーカーによって冷却性能や安定性が変わります。長く安心して使うためには、実績があり信頼性の高いメーカーを選ぶことが重要です。
評価の高いメーカーは高性能な冷却ファンや大型ヒートシンクを搭載し、負荷がかかっても安定した動作を保てる設計になっています。さらに、万一の故障に備えて、国内代理店の保証やサポート内容も確認しておくと良いでしょう。
POINT | 05 |
将来性と消費電力を考える
GPUを選ぶときは、今の用途だけでなく数年後も快適に使えるかを見据えましょう。
例えば、将来4Kモニターに買い替えたり、高負荷の新作ゲームを遊んだりする可能性があるなら、現時点で余裕のある性能を選んでおくと結果的に買い替えコストを抑えられます。
加えて、性能が高いGPUほど消費電力も大きくなるため、PCの電源ユニットの容量を事前に確認することは必須。推奨電源を満たしていないと不安定動作の原因となるので、必要に応じて電源交換も検討しましょう。
用途別|GPUの選び方
GPUを選ぶときに迷ったら、まず「どんな目的で使うのか」を考えることがおすすめです。自分の目的を整理したうえで、適切なGPUを選ぶことで満足度の高いPC環境を作ることができます。
- ゲーム向け|解像度とフレームレートを最優先
- 動画編集・3DCG制作向け|VRAMとソフト最適化を重視
- AI・機械学習向け|演算性能と大容量VRAMが必須
- 日常利用・ビジネス向け|低消費電力とコスパ優先
①ゲーム向け|解像度とフレームレートを最優先
PCゲームを本気で楽しみたいなら、GPUの性能は欠かせません。特に重視すべきは「どの解像度で遊ぶか」と「どのくらいのフレームレートを目指すか」です。
例えば、フルHDで60fpsを目標にするなら、手頃な価格帯のミドルレンジGPUでも十分です。しかし、WQHDや4Kの美しい映像でプレイしたい場合や、144fps以上を狙うeスポーツタイトルでは、ハイエンドGPUが必要となります。
タイトルごとの公式推奨スペックを確認し、自分のモニター性能や予算と照らし合わせて最適な製品を選びましょう。
②動画編集・3DCG制作向け|VRAMとソフト最適化を重視
映像編集や3DCG制作などのクリエイティブ用途では、GPUの性能が仕事の効率に直結します。特にレンダリング速度やプレビューのスムーズさを左右するのがVRAM容量です。高解像度の映像や複雑な3Dモデルを扱うなら、最低でも12GB以上のVRAMがあるGPUを選ぶのが安心です。
さらに、使用するソフトウェアがどのGPUに最適化されているかも確認が必要です。「Adobe Premiere Pro」や「DaVinci Resolve」はNVIDIAのCUDAに対応しており、処理が速くなることもあります。
用途に合わせて、性能と相性の両面から選ぶことで作業効率が向上します。
③AI・機械学習向け|演算性能と大容量VRAMが必須
AIや機械学習の分野では、GPUが研究や開発のスピードを左右します。膨大なデータを処理するためには並列演算性能が欠かせず、演算能力の高いGPUほど学習の試行回数を短縮できます。特に、Tensorコアを搭載したNVIDIAのGeForce RTXシリーズは、多くの開発フレームワークで広く使われているため安心感があります。
また、AI用途ではVRAM容量も重要です。最低12GBは欲しく、本格的に取り組むなら16GBや24GBといった大容量モデルを選ぶと長期的にも安心です。
将来性を考え、多少余裕を持ったモデルを選んでおくと、結果的にコスト削減にもつながります。
④日常利用・ビジネス向け|低消費電力とコスパ優先
普段の使い方がインターネット閲覧や動画視聴、オフィスソフトでの作業程度なら、高性能なGPUは不要です。ほとんどのケースではCPU内蔵のグラフィックス機能で十分対応できます。
ただし、複数モニターの利用や簡単な写真編集をより快適に行いたい場合は、エントリークラスのGPUを追加すると便利です。このクラスの製品は消費電力が低く、静音性に優れたモデルも多いので、日常使いに適しています。必要な範囲に応じた選び方をすることで、余計なコストを抑えつつ快適な環境を整えることができます。
コスパ重視|2025年最新おすすめのGPU12選
2025年最新おすすめのGPUを12個紹介します。
※2025年9月時点での情報
|
RTX 5070 | RTX 5060 | RTX 4060 Ti 16GB | RTX 4070 | RTX 4070Ti SUPER | RTX 4080 | RTX 4090 | RTX 3050 | Arc B580 | RX 7800 XT | RX 6400 |
Arc A580 |
価格 | 91,969円 | 48,980円 |
98,347円 |
99,800円 |
164,980円 |
197,000円 | 419,780円 | 23,980円 | 39,374円 | 67,980円 | 18,980円 | 23,030円 |
メモリ容量 | 12GB | 8GB | 16GB | 12GB | 16GB | 16GB | 24GB | 6GB | 12GB | 16GB | 4GB | 8GB |
メモリ帯域幅 | 672GB/s | 448GB/s | 288GB/s | 504GB/s | 672GB/s | 716GB/s | 1008GB/s | 224GB/s | 456GB/s | 624GB/s | 128GB/s | 512GB/s |
CUDAコア | 6144 | 3840 | 4352 | 5888 | 8448 | 9728 | 16384 | 2560 | - | - | - | - |
消費電力 | 250W | 145W | 165W | 200W | 285W | 320W | 450W | 70W | 190W | 263W | 53W | 185W |
主な利用用途 | AI画像生成 | 一般PCゲーム | AI/機械学習の軽量ワークロード | 画像編集・動画編集 | クリエイティブ作業・VR | 3Dレンダリング・画像生成AI | AIモデルの学習・AI画像・動画の生成 | 動画視聴・3Dモデリング | 動画編集・配信・AIワークロード | WQHD(1440p)ゲーミング | ライトなPCゲーム・動画視聴 | 1080pゲーミング |
RTX 5070
(出典:価格.com)
NVIDIA GeForce RTX 5070は、最新のBlackwellアーキテクチャを採用し、6144のCUDAコアと12GB GDDR7メモリを搭載するミドルハイクラスGPUです。ブーストクロックは2.51GHzで、第5世代Tensorコア988 TOPSのAI処理能力と第4世代RTコアによる94 TFLOPSのレイトレーシング性能を実現します。
DLSS 4技術により従来比4倍のフレーム生成が可能。250Wの消費電力に対し推奨電源は650Wで、PCIe Gen 5対応、DisplayPort 2.1bとHDMI 2.1aを搭載し1440pおよび4Kゲーミングに最適化されています。
RTX 5060
(出典:価格.com)
NVIDIA GeForce RTX 5060は、Blackwellアーキテクチャベースで3840のCUDAコアと8GB GDDR7メモリを搭載するミドルクラスGPUです。ブーストクロックは2.49GHzで、RTX 4060と比較して平均25%の性能向上を実現しています。
消費電力は145Wで推奨電源容量は550Wとなり、エネルギー効率に優れています。DLSS 4技術により、従来世代では困難だった高フレームレート1080pゲーミングを実現し、競合するIntel Arc B580に対して約29%の性能アドバンテージを持ちます。
RTX 4060 Ti 16GB
(出典:価格.com)
NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 16GBは、Ada Lovelaceアーキテクチャを採用し4352のCUDAコアと16GB GDDR6メモリを搭載するミドルクラスGPUです。ブーストクロックは2535MHzで、128bitメモリバスながら32MBの大容量L2キャッシュにより実効帯域幅は554GB/s相当を実現します。
TGPは165Wで8ピン電源コネクタ×1を使用し、RTX 3060 Tiと比較して15%以上の性能向上を達成。DLSS 3.0対応により高品質レイトレーシング性能を発揮し、16GBという大容量VRAMは将来のゲームタイトルや4K解像度でのテクスチャ品質向上に対応可能です。
RTX 4070
(出典:価格.com)
NVIDIA GeForce RTX 4070は、Ada Lovelaceアーキテクチャベースで5888のCUDAコアと12GB GDDR6Xメモリを搭載するミドルハイクラスGPUです。ブーストクロックは2475MHzで、第3世代RTコアにより前世代比2-3倍の速度向上を実現します。
消費電力は200Wで推奨電源容量は650Wとなり、RTX 3070 Tiと比較して23%低い電力で最大1.7倍高速なDLSS 3性能を発揮します。192bitメモリインターフェースにより504GB/sの帯域幅を持ち、1440p解像度での高品質ゲーミングに最適化され、DisplayPort×3とHDMI×1で最大4台のモニター出力が可能です。
RTX 4070 Ti SUPER
(出典:価格.com)
NVIDIA GeForce RTX 4070 Ti SUPERは、Ada Lovelaceアーキテクチャを採用し8448のCUDAコアと16GB GDDR6Xメモリを搭載する高性能GPUです。ブーストクロックは2610MHzで、256bitメモリバスにより672.3GB/sの帯域幅を実現し、従来のRTX 4070 Tiと比較してVRAMが12GBから16GBに増量されています。
第4世代Tensorコアによる706 AI TOPSの処理能力と第3世代RTコアによる102 TFLOPSのレイトレーシング性能を持ち、消費電力は285Wで推奨電源容量は750Wです。DLSS 3.5対応により4K解像度でも高フレームレートを維持し、16GBの大容量VRAMにより将来性に優れたゲーミング体験を提供します。
RTX 4080
(出典:価格.com)
NVIDIA GeForce RTX 4080は、Ada Lovelaceアーキテクチャベースで9728のCUDAコアと16GB GDDR6Xメモリを搭載するハイエンドGPUです。
メモリクロックは22.4Gbpsで256bitバスにより716.8GB/sの帯域幅を持ち、消費電力は320Wで推奨電源容量は750Wです。PCIe 4.0 x16インターフェースに対応し、DisplayPort 1.4a×3とHDMI 2.1a×2を搭載、4K解像度での高品質ゲーミングに最適化され、DLSS 3技術により従来比最大4倍のパフォーマンス向上を実現します。
RTX 4090
(出典:価格.com)
NVIDIA GeForce RTX 4090は、Ada Lovelaceアーキテクチャを採用した最上位GPUで、16384のCUDAコアと24GB GDDR6Xメモリを搭載します。ブーストクロックは2520MHzで、512の第4世代Tensorコアによる1321 AI TOPSの圧倒的処理能力と、128の第3世代RTコアによる191 TFLOPSのレイトレーシング性能を実現します。
384bitメモリバスにより1008GB/sの帯域幅を持ち、消費電力は450Wで推奨電源容量は850Wです。4K解像度でのゲーミングはもちろん、8K解像度でも高品質な映像出力が可能で、クリエイター向けアプリケーションでも圧倒的な性能を発揮し、DLSS 3により従来比最大4倍のフレーム生成が可能です。
RTX 3050
(出典:価格.com)
NVIDIA GeForce RTX 3050は、Ampereアーキテクチャを採用し2560のCUDAコアと8GBと6GBがあるGPUです。ブーストクロックは1780MHzで、第2世代RTコアと第3世代TensorコアによりリアルタイムレイトレーシングとDLSS技術に対応しています。
消費電力は8GBで130Wと低く、6GBモデルでは70Wという超低消費電力を実現し、PCIeスロットのみで動作可能です。1080p解像度でのゲーミングに最適化され、DLSS技術により従来世代比最大4倍の性能向上を実現し、GTX 1650やGTX 1050からのアップグレードに最適なRTX入門GPUとして位置づけられています。
Arc B580
(出典:価格.com)
Intel Arc B580は、Battlemageアーキテクチャを採用した最新世代GPUで、2560のシェーダーユニットと12GB GDDR6メモリを搭載します。ベースクロック2670MHz、ブーストクロック2850MHzで動作し、従来のArc A580と比較して38%、上位のArc A770と比較しても20%の性能向上を実現しています。
192bitメモリバスにより456GB/sの帯域幅を持ち、消費電力は190Wです。RTX 4060に対して平均10%高い性能を示し、競合より高性能でありながら$249という価格でコストパフォーマンスに優れ、XeSS技術によりフレームレート向上とハードウェアレイトレーシング、AV1エンコード対応により次世代の映像配信にも対応しています。
RX 7800 XT
(出典:価格.com)
AMD Radeon RX 7800 XTは、RDNA 3アーキテクチャを採用し3840のストリームプロセッサーと16GB GDDR6メモリを搭載するハイパフォーマンスGPUです。
ベースクロック1295MHz、ブーストクロック2430MHzで動作し、60のレイトレーシングコアと256bitメモリバスにより624.1GB/sの帯域幅を実現します。
消費電力は263Wで、TSMCの5nmプロセスで製造され28.1億個のトランジスタを集積しています。
RX 6400
(出典:価格.com)
AMD Radeon RX 6400は、RDNA 2アーキテクチャを採用した超コンパクトなエントリーGPUで、768のストリームプロセッサーと4GB GDDR6メモリを搭載します。ゲームクロック2039MHz、ブーストクロック2321MHzで動作し、64bitメモリバスにより128GB/sの帯域幅を持ちます。
12の統合コンピュートユニットと16MBのAMD Infinity Cacheを搭載し、消費電力は53Wと非常に低く外部電源不要でPCIeスロットのみで動作可能です。
1080p解像度でのライトゲーミングに最適化され、DirectX 12 Ultimate、ハードウェアレイトレーシング、AMD FidelityFX Super Resolution技術に対応し、小型PC構築やアップグレードに最適なロープロファイル設計を採用しています。
Arc A580
(出典:価格.com)
Intel Arc A580は、Alchemistアーキテクチャを採用した初世代Intel GPUで、3072のシェーダーユニットと8GB GDDR6メモリを搭載します。ベースクロック1700MHz、ブーストクロック2000MHzで動作し、24のXeコアと256bitメモリバスにより512GB/sの帯域幅を実現します。
1080p解像度での高設定ゲーミングとXeSS使用時の高リフレッシュレート体験を提供し、AV1エンコード対応により次世代配信技術にも対応、第10世代Core以降のCPUまたはRyzen 3000シリーズ以降でResizable BAR有効化により最適な性能を発揮します。
おすすめGPUの購入で失敗しないポイント
自分の目的や予算に合ったおすすめのGPU(グラボ)を見つけたとしても、購入する前にもう一度確認すべき内容があります。
ここでは、GPU選びの最終段階で失敗を避けるために、必ずチェックしておきたい重要なポイントを下記の4項目に分けて解説します。
- 性能だけを見てオーバースペックを選ばない
- 電源容量とケースサイズを確認する
- VRAM不足で後悔しないようにする
- 中古品の価格に惑わされない
POINT | 01 |
性能だけを見てオーバースペックを選ばない
最新の高性能GPUは魅力的ですが、使い方に対して過剰なスペックの製品を選ぶと、不要な出費につながってしまいます。
例えば、主にフルHD解像度のモニターでゲームをプレイするユーザーが、4K環境を想定したハイエンドなグラボを導入しても、その性能をフルに活かすことはできません。
購入を決める前にもう一度、自分の主な用途、モニターの解像度とリフレッシュレートを冷静に確認することが重要です。
性能ランキングの上位にあるという理由だけで判断せず、自分の利用環境に見合った性能のGPUを選ぶことが、コストパフォーマンスの高い買い物をするための基本事項になります。
POINT | 02 |
電源容量とケースサイズを確認する
購入したいおすすめのグラボが決まったら、それが自分のPC環境に適合するかを確認する必要があります。
高性能なGPUは消費電力が大きいため、PCに搭載されている電源ユニット(PSU)の供給容量が、GPUメーカーの推奨値を満たしているか必ずチェックしてください。
容量が不足していると、PCの動作が不安定になる原因となります。
また、近年のGPUは冷却機構の大型化に伴い、製品自体のサイズも大きくなっています。PCケース内部の、グラフィックボードを取り付けるスペースの長さをメジャーで測り、購入予定の製品の寸法が確実に収まるかを確認しましょう。
POINT | 03 |
VRAM不足で後悔しないようにする
VRAMはグラフィック処理に必要なデータを一時的に保存する領域で、一度GPUを購入すると後から増設することはできません。
このVRAM容量が不足すると、高解像度設定や高品質なテクスチャを使用したゲームで、パフォーマンスが著しく低下する場合があります。
近年のゲームタイトルは要求するVRAM容量が増える傾向にあるため、少しでも長く快適に使いたいのであれば、予算が許す範囲で容量に余裕のあるモデルを選ぶのがおすすめです。
POINT | 04 |
中古品の価格だけにとらわれない
中古のGPUは新品よりも安価に購入できる点が魅力ですが、特にPC初心者にはリスクが伴います。 中古品は以前の使用状況が不明なため、例えば長時間酷使された製品は、劣化が進んでおり故障しやすい可能性があります。
中古品を検討するのであれば、PCパーツ専門店などが販売する、動作確認済みで保証が付いている製品を選ぶ方が比較的安心できます。
それでも予期せぬ不具合のリスクは残るため、基本的にはメーカー保証が受けられる新品のグラボを選択することが推奨されます。
おすすめのGPUを選ぶなら「HIGHRESO」
最適なGPUを選ぶためには、まず自分の「利用目的」と「予算」を明確にすることが出発点です。ゲーム、クリエイティブ作業、日常利用といった用途に応じて、解像度、VRAM容量、レイトレーシングなどの付加機能を検討し、性能と価格のバランスが取れたモデルを探しましょう。
本記事で紹介した選び方のポイントやおすすめ製品リストを参考にすれば、PC初心者でもニーズに合った一枚を見つけられます。
さらに、購入前に実運用の指標を掴みたい方は、クラウドGPUの活用も有効です。最新GPUの実測ベンチや費用感、導入チェックリストをまとめた「クラウドGPU活用ガイド」を無料で配布中です。