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TeraTermを使用したインスタンス接続手順 | GPUSOROBAN

2023.05.01

本記事ではTeraTermを使用してGPUSOROBANインスタンスに接続する手順を紹介します。

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サービスについて詳しく知りたい方は、GPUSOROBANの公式サイトを御覧ください。

TeraTermはOSのバージョンによって、暗号化方式ならびに接続手順が異なりますので、ご注意ください。
本記事には、Ubuntu22.04およびUbuntu18.04におけるそれぞれの手順を掲載しています。
インスタンスに搭載されているOSはこちらより確認できます。

<TeraTermのインスタンス接続手順 - Ubuntu22.04の場合>

ECDSA-256秘密鍵の生成(Ubuntu22.04)

まず秘密鍵の生成の手順を説明します。
Ubuntu22.04では、秘密鍵にECDSA-256キーを使用します。

TeraTermをインストールした後に、TeraTermのアプリを起動します。


TeraTermの接続画面から「キャンセル」を押下します。


「設定」タブを押下し、「SSH鍵生成」を選択します。


「鍵の種類」にECDSA-256を選択し「生成」を押下します。


任意の「鍵のパスフレーズ」、「パスフレーズの確認」を入力後に、「公開鍵の保存」を押下します。


ユーザーディレクトリ直下の.sshディレクトリに公開鍵を保存します。


続いて「秘密鍵の保存」を押下します。


ユーザーディレクトリ直下の.sshディレクトリに秘密鍵を保存します。



ターミナルによるインスタンス接続(Ubuntu22.04)

ターミナルを2つ起動させて、それぞれのターミナル上で以下コマンドを実行させてSSH接続します。

1つ目のターミナルを起動し、アクセスサーバーへ接続します。

ssh -L 20122:(インスタンスIPアドレス):22 -l user as-highreso.com -p 30022 -i .ssh\ackey.txt


2つ目のターミナルを起動し、インスタンスへ接続

ssh user@localhost -p 20122 -i .ssh\mykey.txt


インスタンスへ接続したターミナルにて.sshディレクトリに移動します。

cd .ssh


authorized_keysファイルをnanoエディターで開きます。

nano authorized_keys


エクスプローラーを開き、先程保存した公開鍵をメモ帳などのエディタで開きます。

※本記事ではサクラエディタを使用しています


表示された文字列をすべてコピーします。


コピーした公開鍵のデータを、authorized_keysのファイルにペーストします。authrized_keysに記述されているデータを消さずにペーストするように注意してください。ペースト後、Ctrl+Sで上書き保存し、Ctrl+Xでauthorized_keysのファイルを閉じます。


TeraTermによるアクセスサーバー接続(Ubuntu22.04)

TeraTermから「設定」タブを押下し「ssh認証」を選択します。


認証方式 > 「RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う」のラジオボタンを選択肢、秘密鍵の欄の「…」を押下します。(赤枠)


プルダウンから「すべてのファイル」を選択し、アクセスサーバー用の秘密鍵”ackey.txt”を開きます。


sshディレクトリにある「ackey.txt」を確認後「OK」を押下します。


「設定」タブを押下後、「SSH転送」を選択します。


「追加」を押下します。


下図のように入力した後に「OK」を押下します。

ローカルのポート:20122   リモート側ホスト:as-highreso.com    ポート:30022

20122

as-highreso.com

30022


「ファイル」タブを押下した後に「新しい接続」を選択します。


「ホスト」にアクセスサーバーのドメイン名を入力します。

as-highreso.com


「TCPポート」に"30022"を入力した後に「OK」を押下します。

30022


OKを押下した後「SSH認証」の画面がポップアップ表示されますので、「ユーザ名」には”user”を入力します。
パスフレーズ」は空白のままで問題ありません。

user


秘密鍵が"ackey.txt"であることを確認した後に「OK」を押下します。


アクセスサーバーへ接続できました。


TeraTermによるインスタンス接続(Ubuntu22.04)


TeraTermをもう一つ立ち上げて、「ホスト」と「TCPポート」に下記を入力した後に「OK」を押下します。

localhost

20122


ユーザー名に"user"を入力します。

user


「パスフレーズ」に秘密鍵を生成した時に設定したパスワードを入力します。

秘密鍵を生成した時の設定パスワード


「ユーザー名」と「パスフレーズ」を入力した後に秘密鍵が"id_ecdsa"であることを確認し、「OK」を押下します。

※本記事では"id_ecdsa"という秘密鍵を使用しています。


TeraTermからインスタンス接続ができました。

ここまででUbuntu22.04におけるTera Termによるインスタンス接続が完了になります。


<TeraTermのインスタンス接続手順 - Ubuntu18.04の場合>

インスタンスに搭載されているOSのバージョンによって暗号化方式ならびに接続手順が異なりますのでご注意ください。
本セクションでは、Ubuntu18.04におけるTeraTermのインスタンス接続手順について紹介します。


RSA鍵の生成(Ubuntu18.04)

まず秘密鍵の作成から始めます。
Ubuntu18.04では秘密鍵にRSAキーを使用します。

検索画面にて、TeraTermと入力した後にTeraTermアプリを押下します。


TeraTermの接続画面から「キャンセル」を押下します。


「設定」タブを押下し、「SSH鍵生成」を選択します。


「鍵の種類」にRSA を選択し「生成」を押下します。


「鍵のパスフレーズ」と「パスフレーズの確認」を入力後に、「公開鍵の保存」を押下します。


ユーザーディレクトリ直下の.sshディレクトリに公開鍵を保存します。


「秘密鍵の保存」を押下します。


ユーザーディレクトリ直下の.sshディレクトリに秘密鍵を保存します。


ターミナルによるインスタンスへのSSH接続(Ubuntu18.04)


ターミナルを2つ起動させて、それぞれのターミナル上で以下コマンドを実行させてSSH接続します。

ターミナル1を起動し、アクセスサーバーへ接続

ssh -L 20122:(インスタンスIPアドレス):22 -l user as-highreso.com -p 30022 -i .ssh\ackey.txt


ターミナル2を起動し、インスタンスへ接続

ssh user@localhost -p 20122 -i .ssh\mykey.txt


下記コマンドを実行して鍵ペアを作成します。

ssh-keygen -t rsa


下記コマンドを実行して.sshディレクトリに移動します。

cd .ssh


authorized_keysファイルをnanoエディターで開きます。

nano authorized_keys


エクスプローラーを開き、先程保存した公開鍵をメモ帳などのエディタで開きます。
※本記事ではサクラエディタを使用しています


表示された文字列をすべてコピーします。


公開鍵をauthorized_keysファイルにコピペした後に、Ctrl+Sで保存した後にCtrl+Xでエディターを閉じます。


TeraTermによるアクセスサーバー接続(Ubuntu18.04)


TeraTermから「設定」タブを押下し「ssh認証」を選択します。


赤枠の「...」を押下します。


プルダウンから「すべてのファイル」を選択し、"ackey.txt"を開きます。


.sshディレクトリにある「ackey.txt」を確認後、「OK」を押下します。


「設定」タブを押下後、「SSH転送」を選択します。


「追加」を押下します。


下図のように入力した後に「OK」を押下します。

ローカルポート、リモート側ホスト、ポートの欄にそれぞれの次の値を入力し、「OK」を押下します。
ローカルポート:20122
リモート側ホスト:as-highreso.com
ポート:30022

20122

as-highreso.com

30022


「ファイル」タブを押下した後に「新しい接続」を選択します。


「ホスト」にアクセスサーバーのドメイン名を入力します。

as-highreso.xom

「TCPポート」に"30022"を入力した後に「OK」を押下します。

30022


「ユーザ名」には"user"を入力します。「パスフレーズ」は空白のままで問題ありません。

user


秘密鍵が"ackey.txt"であることを確認した後に「OK」を押下します。


アクセスサーバーへ接続できました。


TeraTermによるインスタンス接続(Ubuntu18.04)

TeraTermをもう一つ立ち上げて、「ホスト」と「TCPポート」に下記を入力した後に「OK」を押下します。

localhost

20122


ユーザー名に"user"を入力します。

user


「パスフレーズ」に秘密鍵を生成した時に設定したパスワードを入力します。

秘密鍵を生成した時の設定パスワード


「ユーザー名」と「パスフレーズ」を入力した後に秘密鍵が"id_rsa.txt"であることを確認し、「OK」を押下します。
※本記事では"id_rsa.txt"という秘密鍵を使用しています。


TeraTermでのインスタンス接続できました。


以上でUbuntu18.04におけるTeraTermのインスタンス接続が完了です。

本環境には、GPUSOROBANのインスタンスを使用しました。
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