UbuntuでGUI環境を利用する方法VNC(TightVNC)
本記事は、VNC(TightVNC)を使用して、GPUSOROBANのインスタンスにUbuntuのGUI環境を構築する手順になります。
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目次[非表示]
- 1.事前準備
- 2.アクセスサーバーへ接続
- 3.VMインスタンスへ接続
- 4.VNCサーバー構築
- 5.xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストール
- 6.TightVNCサーバーのインストール
- 7.VNCサーバーインスタンスを起動
- 8.グレースクリーンエラーの防止
- 9.VNCサーバーの構成変更
- 10.実行権限の付与
- 11.VNCサーバーの起動
- 12.TightVNCの起動
- 13.ポート番号の指定
- 14.GUI環境の画面表示
事前準備
TightVNC を下記リンクからローカル PC にインストールします。
https://www.tightvnc.com/download.php
アクセスサーバーへ接続
下記コマンドを実行しアクセスサーバーへ接続します。
VMインスタンスへ接続
下記コマンドをターミナルで実行し、インスタンスへ接続します。
VNCサーバー構築
SSH接続完了後に下記コマンドを実行しパッケージリストを更新します。
xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストール
下記コマンドを実行し、xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストールします。
TightVNCサーバーのインストール
下記コマンドを実行し、TightVNCサーバーをインストールします。
TightVNCサーバーがインストールできました。
VNCサーバーインスタンスを起動
下記コマンドを実行し、VNCサーバーを起動し、パスワードを設定します。
※パスワードは6〜8文字の長さである必要があります。8文字を超えるパスワードは自動的に切り捨てられます
グレースクリーンエラーの防止
下記コマンドを実行し、lxdeをインストールします。
デフォルトのディスプレイマネージャーを選択します。
※この記事では"gdm3"を選択しています
lxdeをインストールできました。
VNCサーバーの構成変更
下記コマンドを実行し、ポート5901で実行されているVNCサーバーインスタンスを停止します。
ポート5901で実行されているVNCサーバーインスタンスの停止ができました。
xstarturpファイルを変更する前に、下記コマンドを実行し、元ファイルをバックアップします。
新しいxstarturpファイルを作成し、nanoなどのテキストエディターで開きます。
エディターで開いた後に次の行を追加します。
Ctrl+Sで保存し、Ctrl+Xでエディターを閉じます。
実行権限の付与
VNCサーバーがこの新しいスタートアップファイルを適切に使用できるようにするために、実行可能なファイルにします。
下記コマンドを実行し、実行権限を付けます。
VNCサーバーの起動
下記コマンドを実行し、再度VNCサーバーを起動します。
VNCサーバーを起動できました。
TightVNCの起動
TightVNCをローカルPCで立ち上げます。
ポート番号の指定
下記のポート番号を入力します。
下記の画面でパスワードを入力し、「OK」を押下します。
GUI環境の画面表示
TightVNCでGUI環境を構築できました。
以上でVNCを用いたGUI環境の構築が完了です。
本環境には、GPUSOROBANのインスタンスを使用しました。
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