UbuntuでGUI環境を利用する方法VNC(TightVNC)

本記事は、VNC(TightVNC)を使用して、GPUSOROBANのインスタンスにUbuntuのGUI環境を構築する手順になります。
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目次[非表示]

  1. 1.事前準備
  2. 2.アクセスサーバーへ接続
  3. 3.VMインスタンスへ接続
  4. 4.VNCサーバー構築
  5. 5.xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストール
  6. 6.TightVNCサーバーのインストール
  7. 7.VNCサーバーインスタンスを起動
  8. 8.グレースクリーンエラーの防止
  9. 9.VNCサーバーの構成変更
  10. 10.実行権限の付与
  11. 11.VNCサーバーの起動
  12. 12.TightVNCの起動
  13. 13.ポート番号の指定
  14. 14.GUI環境の画面表示


事前準備

TightVNC を下記リンクからローカル PC にインストールします。
https://www.tightvnc.com/download.php


アクセスサーバーへ接続

下記コマンドを実行しアクセスサーバーへ接続します。


ssh -L 20122:(インスタンス IP):22 -L 59000:(インスタンス IP):5901 -l user as-highreso.com -p 30022 -i .ssh\ackey.txt


アクセスサーバーへ接続


VMインスタンスへ接続


下記コマンドをターミナルで実行し、インスタンスへ接続します。


ssh user@localhost -p 20122 -i .ssh\mykey.txt


VMインスタンスへ接続


VNCサーバー構築

SSH接続完了後に下記コマンドを実行しパッケージリストを更新します。


sudo apt update


VNCサーバー構築


xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストール


下記コマンドを実行し、xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストールします。


sudo apt install -y xfce4 xfce4-goodies


xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストール


xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストール


TightVNCサーバーのインストール


下記コマンドを実行し、TightVNCサーバーをインストールします。


sudo apt install -y tightvncserver


TightVNCサーバーがインストールできました。

xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストール


VNCサーバーインスタンスを起動


下記コマンドを実行し、VNCサーバーを起動し、パスワードを設定します。


vncserver


※パスワードは6〜8文字の長さである必要があります。8文字を超えるパスワードは自動的に切り捨てられます

VNCサーバーインスタンスを起動


グレースクリーンエラーの防止


下記コマンドを実行し、lxdeをインストールします。


sudo apt-get install -y lxde


デフォルトのディスプレイマネージャーを選択します。
※この記事では"gdm3"を選択しています

グレースクリーンエラーの防止


lxdeをインストールできました。

グレースクリーンエラーの防止


VNCサーバーの構成変更


下記コマンドを実行し、ポート5901で実行されているVNCサーバーインスタンスを停止します。


vncserver -kill :1


ポート5901で実行されているVNCサーバーインスタンスの停止ができました。

VNCサーバーの構成変更


xstarturpファイルを変更する前に、下記コマンドを実行し、元ファイルをバックアップします。


mv ~/.vnc/xstartup ~/.vnc/xstartup.baks


VNCサーバーの構成変更


新しいxstarturpファイルを作成し、nanoなどのテキストエディターで開きます。


nano ~/.vnc/xstartup


エディターで開いた後に次の行を追加します。


#!/bin/bash
xrdb $HOME/.Xresources
startxfce4 &
/usr/bin/startlxde


Ctrl+Sで保存し、Ctrl+Xでエディターを閉じます。

保存


実行権限の付与


VNCサーバーがこの新しいスタートアップファイルを適切に使用できるようにするために、実行可能なファイルにします。
下記コマンドを実行し、実行権限を付けます。


chmod +x ~/.vnc/xstartup


VNCサーバーの起動


下記コマンドを実行し、再度VNCサーバーを起動します。


vncserver


VNCサーバーを起動できました。

VNCサーバーの起動


TightVNCの起動


TightVNCをローカルPCで立ち上げます。

TightVNCの起動


ポート番号の指定


下記のポート番号を入力します。

localhost:59000


ポート番号の指定


下記の画面でパスワードを入力し、「OK」を押下します。

ポート番号の指定


GUI環境の画面表示


TightVNCでGUI環境を構築できました。

GUI環境の画面表示


以上でVNCを用いたGUI環境の構築が完了です。
本環境には、GPUSOROBANのインスタンスを使用しました。
GPUSOROBANは高性能なGPUインスタンスが低コストで使えるクラウドサービスです。
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