ジョブ実行サーバーへのSSH接続手順|計算クラスター
ストレージの初期設定とSSH鍵の設定が完了したら、自分の端末からジョブ実行サーバーにSSH接続します。
この記事では、接続前に必要なファイル、接続コマンド、接続できない場合の確認方法を説明します。
目次[非表示]
接続前に確認すること
ストレージの初期設定と、Web管理ポータルへの公開鍵の登録を済ませてください。
また、接続に使用する端末に、以下の3つのファイルを用意します。
必要なファイル | 内容 |
|---|---|
アクセスサーバー用の秘密鍵 | Web管理ポータルに登録した公開鍵とペアになる、端末で作成した秘密鍵 |
ジョブ実行サーバー用の秘密鍵 | Web管理ポータルからダウンロードした秘密鍵 |
専用の | 接続先や、使用する秘密鍵などの設定が記載されたファイル |
configファイルは、ダウンロード後に、使用する秘密鍵の保存先を設定しておく必要があります。
まだ設定していない場合は、SSH接続の準備|configファイルの取得と設定を先に完了してください。
ジョブ実行サーバーに接続する
1. 接続に使用する端末で操作画面を開く
OSに応じて、以下を開きます。
- Windows:PowerShellまたはコマンドプロンプト
- macOS:ターミナル
- Linux:ターミナル
2. 接続先の識別名を確認する
設定済みのconfigファイルを開き、Host login00-…で始まる行を確認します。Hostの後ろに記載された名前が、接続コマンドで指定する識別名です。
例えば、次のように記載されている場合、識別名はlogin00-asuser10025です。
Host login00-asuser10025 |
ジョブ実行サーバーに接続する場合は、access00-…ではなく、login00-…の識別名を使用してください。
3. 接続コマンドを実行する
「SSH接続の準備」の手順どおりにconfigファイルを配置していれば、以下のコマンドで接続できます。。
ssh login00-asuser10025 |
※login00-asuser10025は、configファイルのHostに記載された、自分のジョブ実行サーバーの識別名に置き換えてください。
接続できたことを確認する
初回接続時の確認
初めて接続する場合、以下の確認メッセージが表示されることがあります。
その場合 yes と入力してEnterキーを押します。
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? |
接続後の表示
以下のようにユーザー名とサーバー名が表示されれば、接続は完了です。
asuserXXXXX@kra-loginXX:~$ |
※ユーザー名やサーバー名は、利用環境によって異なります。
この表示が確認できれば、ジョブ実行サーバーへのSSH接続は完了です。ジョブスクリプトの作成や、Slurmコマンドを使ったジョブの投入・状態確認ができるようになります。
ジョブ実行サーバーの利用制限と注意事項
ジョブ実行サーバーには、安定したサービス提供のため、以下の利用制限があります。
項目 | 制限 |
|---|---|
SSHの同時接続数 | 1ユーザーにつき、各ジョブ実行サーバーで最大2セッション |
メモリ使用量 | 1ユーザーあたり最大16GB |
SSHの同時接続数について
計算クラスターには2台のジョブ実行サーバーがあり、それぞれ同時に最大2セッションまでSSH接続できます。
接続数の上限に達すると、同じサーバーへの新たなSSH接続ができなくなります。
特に、複数のターミナルから接続している場合や、tmux の利用中にSSH接続を終了していない場合は、不要なSSH接続が残っていないかご確認ください。
メモリ使用量について
ジョブ実行サーバー上で使用できるメモリは、1ユーザーあたり最大16GBです。
ジョブ実行サーバーは、ジョブスクリプトの作成やジョブの投入・管理を行うための環境です。
大量のメモリを使用する計算処理やGPUを使用する処理は、Slurmを使用してジョブで実行してください。
接続できない場合の確認方法
Permission denied (publickey) と表示される
SSH鍵による認証に失敗しています。以下を確認してください。
- アクセスサーバー用の公開鍵が、Web管理ポータルに登録されているか
- 登録した公開鍵とペアになる秘密鍵が、端末に保存されているか
- ジョブ実行サーバー用の秘密鍵が、端末に保存されているか
config内のIdentityFileが、それぞれ正しい秘密鍵を指定しているか- 秘密鍵のアクセス権限が適切に設定されているか
SSH鍵に関しては「SSH鍵の設定」をご確認ください。
Could not resolve hostname と表示される
接続先の名前を解決できていません。以下を確認してください。
- コマンドに入力した識別名に誤りがないか
- 自分のユーザーフォルダー内の
.sshに、configという名前で保存しているか(config.txtになっていないか) - 接続先の識別名に対応する
Host設定が、configファイル内にあるか - configファイル内の
HostNameに誤りがないか - 端末のネットワーク接続に問題がないか
解決しない場合は接続ログをサポートへ
接続できない場合は、以下の手順で詳細な接続ログを取得し、Web管理ポータルの「ユーザー管理」>「お問い合わせ」から、ログを添えてお問い合わせください。
詳細ログを表示する
接続コマンドに -vvv を追加して実行します。
ファイルのパスと接続先の識別名は、自分の環境に合わせて変更してください。
ssh -vvv login00-asuser10025 |
※login00-asuser10025は、自分のジョブ実行サーバーの識別名に置き換えてください。
ログを保存して問い合わせる
画面に表示された接続ログをコピーし、テキストファイルに保存します。
以下の情報と一緒にサポート窓口へ送付してください。
- 使用しているOSと操作画面(PowerShell、ターミナルなど)
- 接続を試した日時
- 発生している状況やエラーメッセージ
- 取得した接続ログ
秘密鍵ファイルやパスフレーズは送付しないでください。



