Stable Diffusion Onlineの使い方
この記事では、Stable Diffusion Onlineの使い方について紹介しています。
目次[非表示]
- 1.Stable Diffusionとは
- 2.Stable Diffusion Onlineの使い方
- 3.Stable Diffusion XL Playgroundで画像生成を体験
- 4.Stable Diffusion Promptsでプロンプト(呪文)を探す
- 5.Stable Diffusion Prompt Generatorでプロンプト(呪文)を生成する
- 6.Stable Diffusion OnlineでControlNetを体験する
- 7.Stable Diffusion Onlineではモデルは選べる?
- 8.Stable Diffusion Onlineでimg2imgは使える?
- 9.もっと自由な画像生成を
- 10.まとめ
Stable Diffusionとは
Stable Diffusionは、無料で使える画像生成AIです。テキストを打ち込むと、それに応じた画像が生成されるしくみです。人物や動物、風景など、さまざまな画像を生成できます。
例えば、「サングラスをかけた猫」と入力するとそのような画像が生成されます。生成する画像のスタイルも多様でイラストや写真、水彩画やアニメ調など、自分の好きなテーマでAIに生成してもらうことができます。
Stable Diffusion Onlineの使い方
Stable DiffusionをWEBブラウザで利用できる無料のサービスです。
Stable Diffusionの画像生成を簡単にデモ体験するのに適していますが、Stable Diffusion Onlineでは画像生成に非常に長い時間がかかったり、使えない機能も多いです。そのため、あまり実用的には使えませんので、お試しにデモ使うぐらいの感覚でご利用ください。
実用的に画像生成をしたい場合は、Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)の記事をご覧ください。
Stable Diffusion XL Playgroundで画像生成を体験
Stable Diffusion Onlineの簡単な使い方は下記のとおりです。
Stable Diffusion Onlineにアクセスします。
[Get started for free]ボタンをクリックすると、[Stable Diffusion XL Playground]のページに遷移します。
- [Prompt]に生成したい画像の内容を英語のテキストで入力します。
入力したテキストはプロンプト(呪文)といい、プロンプトによって生成する画像の指示ができます。
この記事では”サングラスをかけた猫”をプロンプトに入力しています。
- [Styles]をクリックし、プルダウンメニューから画像のスタイル(画風)を選択します。
- [Advanced Options]を開きます。
- [Negative Prompt]に生成に反映したくない要素を英語のテキストで入力します。入力したテキストはネガティブプロンプトといい、生成したくない要素を指示することができます。
この記事では[顔の見切れ]がないようにネガティブプロンプトに入力しています。
- [Generate]ボタンをクリックすると[Image]に画像が生成されます。
[ダウンロード]アイコンをクリックすると、生成した画像がダウンロードできます。
1枚の画像を生成するのに1分以上の時間がかかりました。良い画像が生成されるまで、様々な要素を変えながら、たくさんの画像を生成する必要がありますので、Stable Diffusion Onlineではあまり実用的な画像生成ができません。
実用的な使い方をされたい方は、次のStable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)の記事をご覧ください。
Stable Diffusion Promptsでプロンプト(呪文)を探す
Stable Diffusion Promptsでは、参考とするプロンプトを検索できます。
- Stable Diffusion Onlineのページのヘッダーから[Prompts]ボタンをクリックします。
- [検索窓]に探したいプロンプトのキーワードを入力し[Search]ボタンをクリックします。
画像とセットでプロンプトが表示されます。
参考にするプロンプトをお探しの方は、Stable Diffusion Promptsを試してみてはいかがでしょうか。
Stable Diffusion Prompt Generatorでプロンプト(呪文)を生成する
Stable Diffusion Prompts Generatorでは、短いキーワードからプロンプトの候補を生成することができます。
使い方は以下のとおりです。
- ヘッダーから[Prompt Generator]をクリックすると、[Prompt Generator]のページに遷移します。
- [Prompt Generator]のページで、[Get Started]ボタンをクリックします。
Prompt Generatorの画面に遷移したら
- [Short text prompt]に生成したい画像のキーワードを入力します。
- [Generate Prompts]をクリックします。
- [Prettified text prompt]にプロンプトの候補が生成されます。
- 続けて[Generate Images]をクリックします。
- [Gallaery]にプロンプトに基づいた画像が生成されます。
どのようにプロンプトを記述してよいかわからない方は、Prompt Generatorを参考にしてみてください。
Stable Diffusion OnlineでControlNetを体験する
ContorlNetは、キャラクターのポーズや構図を自由に調整ができる拡張機能です。プロンプトによる指定では、思っていたポーズと違う画像が生成されることもあります。
ControlNetの拡張機能を使うことで、参考画像のポーズと類似した画像を生成することができます。写真やイラスト、手書きの絵からポーズや輪郭を型取りして、指定できるため、かなり厳密に参考画像のポーズを再現することが可能です。
Stable Diffusion OnlineでもControlNetを利用することができます。
ヘッダーから[ControlNet]をクリックし、[ControlNet Online]のページに遷移したら、[Try ControlNet]ボタンをクリックします。
[Image]の枠に元画像をドラッグ&ドロップでアップロードします。
ポーズや輪郭のベースにしたい画像になります。人物写真、イラスト、手書きの絵でもOKです。
- この記事ではクマのぬいぐるみを元画像としてアップロードしました。
- [Prompt]に生成したい画像の特徴をテキストで入力します。テキストには”森”を入力しました。
- [Run]をクリックし、数分待ちます。
-
生成が完了すると、[黒背景の画像]と[プロンプトの要素を含んだ画像]が表示されます。 [黒背景の画像]は、元画像から抽出した輪郭などの要素を表示しています。
[プロンプトの要素を含んだ画像]は、元画像+プロンプトの要素で生成された画像になります。
※Errorの表示がされたり、10分たっても生成されないことがありますので、その場合はリロードして再実行してください。
この記事では、クマのぬいぐるみの形状はそのままで、森の色合いの画像が生成されました。
このようにConrolNetでは、元画像の輪郭やポーズを固定することができるので、大変便利な機能になります。
ConrolNetでは、「Canny」と呼ばれるモデルが採用されていました。実際のControlNetには、14種類のモデルがありますが、これらはStable Diffusion Onlineでは使えません。
ConrolNetを本格的に利用したい方は、Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)の利用をおすすめします。
Stable Diffusion Onlineではモデルは選べる?
Stable Diffusionのモデルとは、生成する画像の特徴量をもったプログラムです。モデルによって得手不得手があり、人物の写真の生成が得意なモデルや、アニメ風のキャラクターの生成が得意なモデルもあります。
生成したい画像に近いモデルを使うことで、想定したイメージに近い画像を生成することができます。
Stable Diffusion Onlineでは、モデルを選ぶことはできません。モデルを使いたい場合は、Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)の記事をご覧ください。
Stable Diffusion Onlineでimg2imgは使える?
Stable Diffusionでの画像生成には、テキストから画像を生成する「txt2img」が主に使われています。しかしテキストをベースにしているため、思い通りの画像を作ることが難しい場合があります。
そんな悩みを解決してくれるのが、「img2img」です。元画像をベースに新しいイラストを生成するため、より細かなニュアンスを反映させることができ、より理想に近いイラストを作成することができます。
現時点でStable Diffusion Onlineは、img2imgに対応しておりません。
img2imgを使いたい場合は、Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)の記事をご覧ください。
もっと自由な画像生成を
Stable Diffusionを実行する環境で、以下のような悩みをお持ちではないでしょうか?
- 画像生成が遅い
- 使いたいGPUが使えない
- GPUメモリ(VRAM)が足りない
- ランタイムがリセットされる度にデータが消えるため、設定のやり直しが大変
- 画像データのバックアップが面倒
- Web UIの起動に時間がかかる
- コンピューティングユニットの制限がストレス
- 動作が不安定
制限を気にせず、高速かつ格安に画像生成がしたいなら、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」がおすすめです。
まとめ
この記事では、Stable Diffusion Onlineを紹介しました。Stable Diffusionを使った画像生成を簡単にデモ体験できます。
実用的にStable Diffusionを利用されいたい方は、Stable Diffusion Web UIに関する記事を以下のページでまとめていますので、ご覧ください。