【2025最新】GPU性能ランキングTOP50!メーカー・コスパ別のランキングも紹介

「GPU(グラボ)はどの製品が一番性能が高いのか」「予算に合ったモデルを選びたいが種類が多すぎて迷ってしまう」と感じる方は少なくありません。

実際、NVIDIAやAMDなどの主要メーカーからはエントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広い製品が展開。用途によって求められる性能指標も異なるため、単純に価格や世代だけで比較するのは難しいのが現状です。

そこで本記事では、2025年時点での最新GPU性能ランキングをTOP50形式で紹介するとともに、メーカー別やコストパフォーマンスの観点からもわかりやすく解説します。

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GPU(グラフィックボード)で見るべき指標

GPUのランキングを確認する前に、GPU(グラフィックボード)で見るべき指標を確認しましょう。

  • GPUチップの種類
  • VRAM容量
  • クロック周波数
  • CUDAコア数 / ストリームプロセッサ数
  • バス幅

POINT

01

GPUチップの種類

GPUの心臓部ともいえるのが「GPUチップ」です。NVIDIAやAMDといったメーカーが開発しており、同じブランドでも世代やシリーズによって性能が変わります。

例えば、NVIDIAの「GeForce RTX」シリーズはゲーミングやクリエイティブ用途でよく使われ、AMDの「Radeon RX」シリーズも同様に幅広い用途で人気です。

チップの種類を把握することで、おおよその性能や機能の特徴を理解でき、自分の用途に適したモデルを選びやすくなります。

POINT

02

VRAM容量

VRAMは、映像データを一時的に記憶して処理するための専用メモリです。容量が大きいほど、高解像度の映像処理や複雑なデータを扱う際に余裕が出ます。

例えば、フルHDでのゲームなら6GB程度でも動作しますが、4Kや高画質設定でのプレイ、あるいはAI開発や3DCG制作では12GB以上がおすすめ。VRAMが不足するとカクつきや処理落ちの原因になるため、使う環境に応じて容量を意識することが重要です。

POINT

03

クロック周波数

クロック周波数とは、GPUがどのくらいの速度で処理を行えるかを示す数値です。GHzという単位で表され、数値が高いほど短時間で多くの計算をこなせます。

ただし、周波数が高ければ必ずしも全体性能が高いとは限らず、GPUの設計やコア数とのバランスも大切です。初心者は「同じシリーズ内でクロックが高いほど高速処理が可能」と覚えておくと理解しやすいでしょう。

POINT

04

CUDAコア数/ストリームプロセッサ数

NVIDIAのGPUでは「CUDAコア」、AMDのGPUでは「ストリームプロセッサ」と呼ばれる小さな計算ユニットが搭載されています。これらの数が多いほど、一度に処理できる作業が増え、描画や計算がスムーズになります。

たとえば、ゲーミングなら映像表現の美しさや滑らかさに影響し、AIや機械学習なら膨大な計算を高速にこなせるかどうかに直結します。単純に「コア数が多いほど処理能力が高い」とイメージしておくと理解しやすいです。

POINT

05

バス幅

バス幅は、GPUとVRAMの間でどれだけのデータを同時にやり取りできるかを示す指標です。数値がビット(bit)で表され、256bitや192bitなどの表記を目にします。

道路の車線数に例えるとわかりやすく、バス幅が広いほど多くのデータを一度に流せるため、高解像度や大容量データの処理に有利です。

VRAM容量とセットで考えると理解しやすく、同じ容量でもバス幅が広ければより安定したパフォーマンスを発揮できます。

GPUの選び方については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

【比較表】GPU(グラフィックボード)性能ランキングTOP50

ここからは最新世代から一世代前まで、話題のフラッグシップからコスパ重視モデルまでを横断比較し、実性能に基づくGPU(グラフィックボード)性能ランキングTOP50を一気に公開します。

※このランキングは編集部による独自調査の結果です。

 

順位 GPU チップ(アーキテクチャ) VRAM容量  クロック周波数 (Boost)  CUDAコア数 メモリバス幅
 1 RTX PRO 6000 Blackwell Blackwell 96GB -  24,064 512 bit
 2 GeForce RTX 5090 Blackwell 32GB 2.41 GHz  21,760 512 bit
 3 GeForce RTX 4090 Ada Lovelace 24GB 2.52 GHz  16,384 384 bit
 4 GeForce RTX 5080 Blackwell 16GB 2.62 GHz  10,752 256 bit
 5 Radeon RX 9070 XT - -  -  -  -
 6 Radeon RX 7900 XTX RDNA 3 - 2.50 GHz 6,144 384 bit
 7 GeForce RTX 5070 Ti Blackwell 12GB 2.54 GHz 8,448 192 bit
 8 GeForce RTX 4080 SUPER Ada Lovelace 16GB 2.55 GHz 10,240 256 bit
 9 GeForce RTX 4080 Ada Lovelace 16GB 2.51 GHz 9,728 256 bit
 10 Radeon RX 9070 -  -  -  -
11 GeForce RTX 5090 (notebook)

-

 -  -  -
12 GeForce RTX 3090 Ti

Ampere

 24GB 1.86 GHz 10,752 384 bit
13 Radeon RX 7900 XT RDNA 3  20GB 2.40 GHz 5,376 320 bit
14 GeForce RTX 4070 Ti SUPER Ada Lovelace  16GB 2.64 GHz 8,448 256 bit
15 GeForce RTX 5070 Blackwell  12GB 2.51 GHz 6,912 192 bit
16 Radeon RX 9070 GRE -  -  - - -
17 GeForce RTX 5080 (notebook) -  -  - - -
18 GeForce RTX 3090

Ampere

 24GB

1.70 GHz

10,496 384 bit
19 GeForce RTX 3080 Ti

Ampere

 12GB 1.67 GHz 10,240 384 bit
20 GeForce RTX 4070 Ti Ada Lovelace  12GB 2.61 GHz 7,680 192 bit
21 RTX 4090 (notebook) -  -  - - -
22 Radeon RX 7900 GRE RDNA 3  16GB 2.25 GHz 5,120 256 bit
23 GeForce RTX 3080 12 GB

Ampere

 12GB 1.71 GHz 8,960 384 bit
24 GeForce RTX 4070 SUPER Ada Lovelace  12GB 2.48 GHz 7,168 192 bit
25 GeForce RTX 3080

Ampere

 10GB 1.71 GHz 8,704 320 bit
26 GeForce RTX 3080 LHR

Ampere

 10GB - - -
27 Radeon RX 6950 XT -  16GB 2.31 GHz 5,120 256 bit
28 RTX 4080 (notebook) -  - - - -
29 Radeon RX 7800 XT RDNA 3  16GB 2.43 GHz 3,840 256 bit
30 Radeon RX 7900M -  - - - -
31 Radeon RX 6900 XT

RDNA 2 

 16GB - - -
32 GeForce RTX 5070 Ti (notebook) -  - - - -
33 GeForce RTX 4070 Ada Lovelace  12GB 2.48 GHz 5,888 192 bit
34 Radeon RX 9060 XT 16 GB -  -  - - -
35 RTX A5000 Ampere  24GB  - 8,192 384 bit
36 Radeon RX 9060 XT -   -  -  - -
37 Radeon RX 6800 XT RDNA 2  16GB  -  - -
38 GeForce RTX 5060 Ti 16 GB Blackwell  16GB 2.57 GHz 4,608 128 bit
39 GeForce RTX 2080 Ti Turing  11GB 1.64 GHz 4,352 352 bit
40 GeForce RTX 5060 Ti Blackwell  8GB 2.57 GHz 4,608 128 bit
41 GeForce RTX 3070 Ti

Ampere

 8GB 1.77 GHz 6,144 256 bit
42 Radeon RX 7700 XT RDNA 3  12GB 2.54 GHz 3,456 192 bit
43 RTX A4500 Ampere  20GB  - 7,168  320 bit
44 Radeon RX 6800 RDNA 2  16GB  - - -
45 GeForce RTX 3070

Ampere

 8GB 1.73 GHz 5,888 256 bit
46 GeForce RTX 3070 LHR

Ampere

 8GB  - - -
47 RX 6750 XT RDNA 2  12GB  - -
48 RX 6700 XT RDNA 2  12GB  - - -
49 GeForce RTX 3060 Ti

Ampere

 8GB 1.4GHz 4,864 256bit
50 GeForce RTX 3060

Ampere

 12GB 1.77GHz 3,584 192bit
スクロールできます

GPU(グラフィックボード)コスパランキング

GPU(グラフィックボード)コスパランキングを紹介します。

  1. Nvidia GeForce RTX 3060 Ti
  2. AMD Radeon RX 9060 XT 8GB
  3. Nvidia GeForce RTX 5060
  4. Nvidia GeForce RTX 5050
  5. AMD Radeon RX 6650 XT

1位:Nvidia GeForce RTX 3060 Ti

(出典:価格.com)

RTX 3060 Tiは、Ampere世代の設計を採用した人気モデルです。消費電力200Wながら高い計算能力を誇り、価格も比較的手頃で入手しやすいのが魅力。

フルHDでは150fps前後、WQHDでも100fpsを超える安定した動作を実現します。さらにレイトレーシングやDLSSといった最新技術にも対応しており、コストを抑えつつ快適なゲーム環境を整えたい人におすすめです。

2位:AMD Radeon RX 9060 XT 8GB

(出典:価格.com)

Radeon RX 9060 XTは、2025年登場のRDNA 3世代GPUで、性能と価格のバランスに優れています。フルHDで高いフレームレートを確保できるうえ、WQHD環境でもスムーズに動作。

AMD独自のFSR技術によって解像度を上げてもパフォーマンスを維持できるため、ゲームから映像制作まで幅広く対応可能です。

最新世代らしくドライバの最適化も進んでおり、将来性のある選択肢といえます。

3位:Nvidia GeForce RTX 5060

(出典:価格.com)

RTX 5060は2024年の新世代「Blackwell」アーキテクチャを採用したモデルです。省電力性に優れ、フルHDやWQHDでも高いパフォーマンスを発揮。DLSSを活用すればレイトレーシングも快適に楽しめます。

4万円前後という価格設定からも、初めて自作PCを組む人やミドルレンジGPUへの買い替えを検討する人に最適です。

4位:Nvidia GeForce RTX 5050

(出典:価格.com)

RTX 5050は、1万円を切る価格帯でありながら、エントリーモデルとして十分な性能を持つGPUです。

フルHDで100fpsを超える動作が可能で、DLSSによる補正で描画の滑らかさも確保。コストを最優先にしたいユーザーや、サブPC・古い環境からのアップグレードに適した製品です。

5位:AMD Radeon RX 6650 XT

(出典:価格.com)

RX 6650 XTは2022年に発売されたやや古めのモデルですが、価格改定により現在はお得なGPUになっています。フルHD環境で十分なフレームレートを維持し、FSRによって負荷の大きい処理もカバー可能。

消費電力はやや高めですが、1万円以下の価格帯でここまでの性能が得られる点は魅力です。コストを抑えつつゲームや3Dモデリングを楽しみたいユーザーに適しています。

GPU(グラフィックボード)メーカーランキング

ここからはGPUのメーカーランキングを紹介します。

  1. NVIDIA
  2. AMD
  3. Intel
  4. Apple
  5. Qualcomm

1.NVIDIA

(出典:Nvidia.com)

NVIDIAは、ゲーム用からAI研究向けまで幅広い分野で利用されている代表的なGPUメーカーです。特に「GeForce RTX」シリーズはゲーマーにとって定番で、リアルな光の反射や影を描き出す「レイトレーシング」や、AIを使って画質を保ちながら動作を軽くする「DLSS」といった技術が強みです。

データセンター向けのGPUではAI処理に特化した性能を持ち、従来と比べてスピードを向上させています。高性能ゲーミングからAI用途まで万能に対応できるのが魅力です。

2.AMD

(出典:amd.com)

AMDは、コストパフォーマンスの高さで知られるメーカーです。「Radeon RX」シリーズは、最新のアーキテクチャによって前世代よりも性能が上がり、より多くの人が手に取りやすくなっています。

独自の「FSR」という技術は、画質を向上させつつ動作を軽くでき、幅広いゲームで利用できる点が特徴です。また、レイトレーシングやAI処理にも強化が加わり、映像表現やクリエイティブ用途にも十分対応できます。価格と性能のバランスを重視する人にぴったりの選択肢です。

3.Intel

(出典:intel.co.jp)

これまでCPUのイメージが強かったIntelですが、近年は「Arc」シリーズでGPU市場にも参入しました。最新のArc GPUはAI処理機能やレイトレーシングを搭載し、ゲームだけでなく動画編集や3D制作といった幅広い用途に対応しています。

データセンター向けの製品では高い処理性能を発揮し、競合他社のハイエンドGPUと肩を並べる水準まで成長。CPUで培った技術を生かし、統合的なソリューションを提供できるのがIntelの強みです。

4.Apple

(出典:apple.com)

Appleは独自設計の「Mシリーズ」チップに搭載されたGPUで注目を集めています。特にM3では「Dynamic Caching」という仕組みによってメモリの使い方を自動で最適化し、必要な部分にだけ効率よくリソースを割り当てられるようになりました。

その結果、消費電力を抑えながらも高い性能を発揮します。また、CPUとGPUが同じメモリを共有する「ユニファイドメモリ設計」により、無駄のないデータ処理が可能。電力効率と安定したパフォーマンスがApple GPUの魅力です。

5.Qualcomm

(出典:qualcomm.com)

Qualcommはスマートフォンやタブレット向けGPU「Adreno」で知られています。最新のモデルでは、ゲームを快適に楽しめるようにフレームレートを上げつつ、バッテリーの消費を抑える工夫がされています。

加えて、幅広いグラフィックスAPIに対応しているため、開発者が最適な環境でアプリやゲームを作れるのも特徴です。モバイルでの省電力と高性能の両立を実現している点が強みです。

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本記事では、GPUの性能・コスパ・メーカーでランキングを紹介しました。あくまでもランキングなので、自身の用途と予算に適したGPUを選ぶのが重要です。

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HIGHRESO|テックブログ編集部
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