UbuntuでGUI環境を利用する方法(VNC)| GPUSOROBAN
2023.04.20本記事は、VNCを使用して、GPUSOROBANのインスタンスにUbuntuのGUI環境を構築する手順になります。
GPUSOROBANは高性能なGPUインスタンスが低コストで使えるクラウドサービスです。
サービスについて詳しく知りたい方は、GPUSOROBANの公式サイトを御覧ください。
Contents
事前準備
TightVNC を下記リンクからローカル PC にインストールします。
https://www.tightvnc.com/download.php
アクセスサーバーへ接続
下記コマンドを実行しアクセスサーバーへ接続します。
ssh -L 20122:(インスタンス IP):22 -L 59000:(インスタンス IP):5901 -l user as-highreso.com -p 30022 -i .ssh\ackey.txt

VMインスタンスへ接続
下記コマンドをターミナルで実行し、インスタンスへ接続します。
ssh user@localhost -p 20122 -i .ssh\mykey.txt

VNCサーバー構築
SSH接続完了後に下記コマンドを実行しパッケージリストを更新します。
sudo apt update

xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストール
下記コマンドを実行し、xfce4-goodiesパッケージと共にXfceをインストールします。
sudo apt install -y xfce4 xfce4-goodies


TightVNCサーバーのインストール
下記コマンドを実行し、TightVNCサーバーをインストールします。
sudo apt install -y tightvncserver
TightVNCサーバーがインストールできました。

VNCサーバーインスタンスを起動
下記コマンドを実行し、VNCサーバーを起動し、パスワードを設定します。
vncserver
※パスワードは6〜8文字の長さである必要があります。8文字を超えるパスワードは自動的に切り捨てられます

グレースクリーンエラーの防止
下記コマンドを実行し、lxdeをインストールします。
sudo apt-get install -y lxde
デフォルトのディスプレイマネージャーを選択します。
※この記事では"gdm3"を選択しています

lxdeをインストールできました。

VNCサーバーの構成変更
下記コマンドを実行し、ポート5901で実行されているVNCサーバーインスタンスを停止します。
vncserver -kill :1
ポート5901で実行されているVNCサーバーインスタンスの停止ができました。

xstarturpファイルを変更する前に、下記コマンドを実行し、元ファイルをバックアップします。
mv ~/.vnc/xstartup ~/.vnc/xstartup.baks

新しいxstarturpファイルを作成し、nanoなどのテキストエディターで開きます。
nano ~/.vnc/xstartup
エディターで開いた後に次の行を追加します。
#!/bin/bash
xrdb $HOME/.Xresources
startxfce4 &
/usr/bin/startlxde
Ctrl+Sで保存し、Ctrl+Xでエディターを閉じます。

実行権限の付与
VNCサーバーがこの新しいスタートアップファイルを適切に使用できるようにするために、実行可能なファイルにします。
下記コマンドを実行し、実行権限を付けます。
chmod +x ~/.vnc/xstartup
VNCサーバーの起動
下記コマンドを実行し、再度VNCサーバーを起動します。
vncserver
VNCサーバーを起動できました。

TightVNCの起動
TightVNCをローカルPCで立ち上げます。

ポート番号の指定
下記のポート番号を入力します。
localhost:59000

下記の画面でパスワードを入力し、「OK」を押下します。

GUI環境の画面表示
TightVNCでGUI環境を構築できました。

以上でVNCを用いたGUI環境の構築が完了です。
本環境には、GPUSOROBANのインスタンスを使用しました。
GPUSOROBANは高性能なGPUインスタンスが低コストで使えるクラウドサービスです。
サービスについて詳しく知りたい方は、GPUSOROBANの公式サイトを御覧ください。