【Stable Diffusion Web UI】Macにインストールする方法(ローカルPC) | AUTOMATIC1111版
この記事では、Stable Diffusion WebUIをローカルPC(Mac)にダウンロード/インストールする方法を紹介しています。
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Stable Diffusionとは
Stable Diffusionは、無料で使える画像生成AIです。テキストを打ち込むと、それに応じた画像が生成されるしくみです。人物や動物、風景など、さまざまな画像を生成できます。
例えば、「サングラスをかけた猫」と入力するとそのような画像が生成されます。生成する画像のスタイルも多様でイラストや写真、水彩画やアニメ調など、自分の好きなテーマでAIに生成してもらうことができます。
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Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)とは
Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)ブラウザを通じて手軽に画像生成を行える無料のWEBアプリケーションで、Google Chromeなどの主要なブラウザで利用できます。
プログラミングを一切必要とせず、WEB UIによる簡単なグラフィカルな操作が可能です。Stable Diffusion Web UIをローカルPCにインストールして使用する、もしくはクラウドサーバーにインストールして使用します。
この記事ではMacにAUTOMATIC1111版をインストールする方法を解説しています。
Stable Diffusion Web UIに関する全般的な使い方については、以下の記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。
Forge版とAUTOMATIC1111版の違い
Stable Diffusion Web UI(Forge版)は、Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111版)と類似したWeb UIになります。AUTOMATIC 1111版と比較して、Forge版はVRAMを節約でき、画像生成の速度が向上しています。
Forge版はAUTOMATIC1111版とほぼ同じ画面(WebUI)になりますので、AUTOMATIC1111と同じ操作感で利用できます。
Forgeに比べて歴史が長く、ドキュメントが豊富なAUTOMATIC1111版の方が、現時点では安定して使いやすいと思います。一方でVRAM・GPUメモリの不足でお困り場合は、Forgeをおすすめしています。
VRAMが6GB~8GBの場合は、Forge版の効果が見られますが、それ以上のVRAMを使用している場合は、目立った効果を感じられませんので、ご注意ください。
Stable Diffusion WebUI(Forge版)のインストール方法は以下の記事で解説しています。
実行環境(Mac/ローカルPC)
Stable Diffusion Web UIをインストールするMac(ローカルPC)のスペックは以下のとおりです。
- MacBook Pro
- CPU 8コア
- メモリ(RAM) 16GB
- チップ M1 Pro
PCにM1チップもしくはGPUが搭載されていない場合は、Stable Diffusion Web UIを動かすことができません。
GPUを搭載したPCをクラウドで利用することもできますので、ご興味のある方は以下の記事をご覧ください。
Mac/ローカルPCにインストールする手順
インストール手順は下記のとおりです。
- Homebrewのインストール
- Stable Diffusion web UIのリポジトリのcloneを作成
- webui-macros-envに"--no-half"を追加
- Stable Diffusion WebUI(AUTOMATIC1111)のインストール
Homebrewのインストール
[Finder]を開き、[アプリケーション]>[ユーティリティ]>[ターミナル]を開きます。
ターミナルに次のコマンドをコピペしてEnterを押し、Homebrewをインストールします。
ターミナルで次のコマンドを実行します。
インストール完了およびPATHが通っているか確認します。
Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)のインストール
ターミナルで次のコマンドを実行し、必要なライブラリをインストールします。
Stable Diffusion web UIのリポジトリをローカルPCにcloneします。
ターミナルで次のコマンドを実行し、[webui-macos-env.sh]ファイルを編集します。
ファイルを開いたら、export COMMANDLINE_ARGS=~の末尾に "--no-half"を追加してください。
ファイル編集後は、[Ctrl] + [O]キーを押し、[Enter]キーを押します。
その後、[Ctrl] + [X]キーでファイル編集から抜けます。
(編集前)
(編集後)
この編集を加えずにStable Diffusion web UIを実行した場合、下記のエラーがでることがあるため、その対策で"--no-half"を追加しています。
(エラー)RuntimeError: "upsample_nearest2d_channels_last" not implemented for 'Half'
ターミナルで次のコマンドを実行し、Stable diffusion Web UIを起動します。
インストールが完了すると、ターミナルに[Running on local URL: http://127.0.0.1:7860]が表示され、Stable Diffusion WebUIが自動的に起動します。
動作確認
[Prompt]に”cat wearing sunglasses”と入力して、[Gerenate]をクリックすると、「サングラスをかけた猫」の画像が出力されました。
詳しい画像生成の方法はこちらの記事をご覧ください。
生成した画像の保存・ダウンロード
生成された画像の下に[保存のアイコン]がありますので、これをクリックすると生成した画像をローカルPCに保存できます。
保存した画像は、ローカルPCの[ユーザ]>[任意のユーザ名] > [stable-diffusion-webui] >[log] > [images]フォルダに格納されています。
終了と起動方法
Stable Diffusion WebUIを終了するには、ターミナル上で[Control]+[C]キーを押して、[Enter]キーを押します。
再度Stable Diffusion WebUIを起動するには、ターミナルで次のコマンドを実行します。
モデル・LoRA・VAE・拡張機能の使い方
モデル(checkpoint)、追加学習モデル(LoRA)、VAE、拡張機能などの詳しい使い方については、以下の記事にまとめて解説しています。
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まとめ
この記事では、Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111版)をMac(ローカルPC)にインストールする方法を紹介しました。
Stable Diffusion Web UIに関する全般的な使い方については、以下の記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。